------小水力発電ニュース------
「卒原発」を掲げる県は12日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)と小規模水力発電に参入すると発表した。いずれも来年度中の稼働を目指す。1年間に 一般家庭580世帯分にあたる193万キロワット時を発電する計画だ。県は自ら再生可能エネルギーの導入に取り組むことで、民間の参入を促したいとしている。
総事業費はメガソーラーが約5億円、小水力発電が約3億円の見込み。いずれも県が整備するのは初めてで、県企業局が所管。電気は固定価格買い取り制度で東北電力に売る。
中略
小水力発電は天童市、鶴岡市、庄内町にある県企業局の上水道施設「量水所」に整備する。計画では3基の最大出力は計100キロワットで、年間発電量は270世帯分の88万キロワット時に上る。
県はさらに、農業水利施設を活用した小水力発 電にも取り組む。総事業費3億3500万円を見込み、長井市野川地区に発電施設を整備。土地改良区に譲与して、2014年度中の稼働を目指す。計画では最 大出力198キロワット、年間発電量は300世帯分の93万キロワット時。県は他地域での導入のモデルにする考えだ。