・-----日刊工業新聞、2012/09/18
------小水力発電ニュース------
【諏訪】北陽実業(長野県伊那市、中村洋社長、0265・78・1200)とトーヨーマルク(東京都千代田区、石井隆社長、03・3262・3933)
は、水車型の小水力発電用ユニットを共同開発し、試作機を完成した。主に農業用の水路、公園などへの設置を提案し、水利権を持った自治体、団体などに売り
込む。設置工事費を除いた価格は出力20キロワットのユニットで3000万円程度。
試作機のユニットは水車、増速機、パワーコンディショナー、発電機で構成しており、水車の直径は4メートル、幅1メートル。出力は取水口からの落差と水
量によって変わるが1分間で300回転した際の出力が10キロワット。同機は最大出力20キロワットまで対応でき、発電には最低で落差4メートル、水量は
毎秒約680リットルが必要となる。
今後、北陽実業が製造、トーヨーマルクが販売を担当していく。顧客の要望により、出力、水車の大きさなどの仕様を決め受注。
掲載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120918hkae.html