・-----福島民報、2012/09/04
------小水力発電ニュース------
福島市土湯温泉町の湯遊つちゆ温泉協同組合などは9月中にも、バイナリー発電など温泉街再生に向けた事業の実施主体となる新会社「元気アップつちゆ」を設立する。
新会社は温泉の熱や蒸気で沸点の低い液体を蒸発させタービンを回すバイナリー発電や、温泉街を流れる荒川を生かした小水力発電などの事業を担う。将来的に
は、発電事業で得られる収益を元手に、震災で廃業した旅館を再生させ、復興に向けたまちづくりを進める。新会社の資本金は2000万円。湯遊つちゆ温泉協
同組合が1800万円、NPO法人土湯温泉観光まちづくり協議会が200万円を出資する予定。10月にもバイナリー発電の設備を発注し、来年度にも発電を
開始する。
今後は発電事業に必要な資金の確保などが課題になる。湯遊つちゆ温泉協同組合の加藤勝一理事長は「再生可能エネルギーの街として、新会社を中心に温泉街の復興を目指す」と話している。
転載元
http://www.minpo.jp/news/detail/201209043471