・-----朝日ドットコム、2011/08/11
------小水力発電ニュース------
◆風力・水力・太陽光・・・活用
東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、風や水、太陽光などの自然エネルギーを使った小型発電構想が脚光を浴びている。県内でも、風力や水力の小型発電の実証実験が始まり、農業用施設でも太陽光発電を導入してコスト削減を目指す動きが進んでいる。
(中略)
水力は、県などが2009年に立ち上げた「マイクロ水力発電研究会」が手がける。農業用水などに注目し、活用の可能性やコストを探っている。
実証実験は県土地改良事業団体連合会が中心になって昨年12月に始まった。県産業技術センターが幅75センチ、高さ66センチ、奥行き53センチで最大2キロワットの能力がある小型水力発電機を開発。伯耆町の観光施設「大山ガーデンプレイス」内の農業用水路に設置され、毎秒40リットルの水が高低差3メートルを流れ落ちる力を利用して、最大720ワットを発電している。
県農地・水保全課によると、小型水力発電は約10年前にも注目されたが、コストとの釣り合いが取れず撤退が相次いだ。また、県内の中山間地の水路は落差1~5メートル、毎秒10~80リットルの小規模な流れが多く、こうした環境に適した水車もなかった。
だが、「東日本大震災による原発事故以降、小さな発電量でも電力の担い手として必要になっていく」と県。モデル地区をさらに2、3カ所設ける予定で、発電効率の向上と、落ち葉などのごみ詰まりを防ぐ研究を続ける。
(省略)
全文URL
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000121108110001