2011年8月22日月曜日

「ターゴ水車」初めて製品化 工事コストを低減

-----電気新聞、2011/08/22

------小水力発電ニュース------
初めて国産化されたターゴ水車
  小水力、マイクロ水力発電機を手掛ける田中水力(神奈川県座間市、田村明弘社長)は、ジェット水流を 水車の羽根に当てて発電する高効率の衝動水車「ターゴ式水車」を国内で初めて製品化した。水圧で回転する反動水車であるフランシス水車と比べて、流量変化 による効率変化が抑えられること、一部水路の設置を省略して工事コストを大幅に低減できるなどのメリットがある。既に出力1033キロワットの水車を受注 し、2012年の運転開始に向けて施工中。今後も電力会社など向けに積極的に提案する。
  通常、水車を設置する際には、設置地点の水の流量と落差を調査し、最も効率の良い水車型式が選定され る。国内では反動水車のフランシス水車や衝動水車のペルトン水車などが多く導入されてきた。今回のターゴ水車は、この2つの水車の中間の流量と落差で高い 効率を発揮する。これまで国内で数台の導入実績があるが、すべて海外輸入品のため国産化は今回が初。

つづき
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/construction/20110822_01.html