------小水力発電ニュース------
15年度まで 県が3か所設置
環境に優しい自然エネルギーの活用を図ろうと、県が2015年度までの5年間で、県内3か所の農業用水に小規模な水力発電施設を設置する方針を決 めた。農業用水を使った小水力発電施設を導入するのは東海3県では岐阜県が初めてで、県は「自然エネルギーを県民に知ってもらうとともに、地域の活性化に も役立てていきたい」としている。(藤沢一紀)
県が計画する3か所のうち、1か所は2013年度に中津川市の加子母小郷地区に完成予定。残る2か所は今年8月頃に中山間地を中心に調査し、決定する。
加子母小郷地区では、加子母川から続く農業用水「小郷用水」を活用する。効率よく発電できる水車を設置し、一般家庭360世帯の年間使用量に相当する年間152万キロ・ワット時を発電する。総事業費は4億円で、うち1億円ずつを県と中津川市、残る2億円を国が負担する。
県の試算によると、同地区での発電で、近くの防災ダムやコミュニティセンターなど12施設の使用電力の8割を賄うことができる。発電能力が同程度の火力発電を設置した場合と比べると、二酸化炭素の発生も年間645トン抑えられる見通しだ。
つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20110705-OYT8T01118.htm