2011年7月21日木曜日

小水力発電の普及を 中山間地3ヵ所で社会実験/鹿児島

-----西日本新聞、2011/07/21

------小水力発電ニュース------


   鹿児島大学大学院地域経営研究センターと給水ポンプなどの製造販売「テラル」(広島県福山市)が、鹿児島市内の中山間地3カ所(同市郡山町八重山地 区など)で小規模な水力発電の社会実験に乗り出す。来年3月までに、小水力発電の普及による中山間地の電力コストを下げるノウハウの確立を図る。
   実験は鹿児島市の起伏に富み、急流の河川が多い地形に目を付けた。幅約1メートルの小川や水路に小型の水力発電機を設け、近くの民家や公民館の電力を賄う。発電量は1基当たり1-6キロワット。6キロワットで3世帯分の消費電力に相当するという。
   センターによると、小水力発電は技術的には問題がない。ただ、土地や水利権を所有する自治体や団体への許可・申請手続きが煩雑で普及の妨げになっており、今回の実験をモデルにノウハウを確立させるという。

つづき
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/254442