・-----日刊工業新聞、2012/07/25
------小水力発電ニュース------
川崎重工業は自社の小水力発電機「リング水車」を改良し、停電時の非常用電源システムとして提案する。小水力発電は環境性や低コスト性に加え、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の開始により、今後も需要拡大が見込まれる。川重は通常の発電用途に加え、新たに工場での防災対策と
しても同発電機の活用を訴求することで需要を取り込む。2013年3月期に5件の受注を目指す。
工場や事業所などでは小水力発電を行っていても、電力会社が供給する電力系統が停電に陥った際は発電を止めているのが現状。しかし小水力発電は、小規模の河川や用水路などで昼夜を問わず安定して発電できるため、停電時の非常用電源として有効活用したいといったニーズが高まっている。
川重ではこれまで発電用途として、自治体のダムや浄水場向けにリング水車を計3件納入している。今後は、停電時でも自立運転可能なシステムとして利用範囲を広げるため、発電機の連携盤やソフトウエアを改良することで対応する・・・
つづき
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0120120725qtkk.html