2012年7月18日水曜日

原発老朽化で再生エネに積極姿勢 福井・美浜で小水力発電構想

・-----福井新聞、2012/07/18

------小水力発電ニュース------
  原発が立地する福井県美浜町で、再生可能エネルギーの小水力発電導入を目指す動きが出ている。エネルギー源の多角化を進める県の取り組みに、町や地元の環境団体、事業者などが呼応。同町新庄の耳川上流域にある砂防ダムの活用を軸に構想を具体化したい考えだ。
  美浜町は、運転開始後40年前後の関西電力美浜原発1~3号機(福井県美浜町)を抱えている。地球温暖化防止などの観点から原子力政策の推進を基盤に、太陽光発電を含む再生可能エネルギー導入についても「町として力を入れている環境エネルギー教育に生かせる。体験型施設の建設計画もあるので、積極的に取り組みたい」(住民環境課)との方針だ。
  そこで県が再生可能エネルギーの普及に向け、地域単位で主体的な導入を促す「1市町1エネおこし」に原発立地市町として初めて応募。美浜町新庄での小水力発電導入を検討するとした。耳川上流域の粟柄谷川にある県の砂防ダムは高さ約20メートルあり、水量が豊富で適地とされる。県の試算によると、有効落差は14メートルで最大出力125~202キロワット。年間発電量は87万2千~123万6千キロワット時を見込めるという・・・



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