・-----@Shizuoka、2012/07/10
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小水力発電ニュース------
県は菊川市西方、掛川市伊達方の両地区で、大井川の農業用水を活用した小水力発電の施設整備に乗り出す。年間発電量は計126万6000キロワット時を見込み、7月から始まった電力の固定価格買い取り制度に基づいて売電する。来年度から施設の建設工事を開始し、2015年度の稼働を目指す。
事業費は5億8000万円で、国が50%、残りを県と地元が半分ずつ負担する。既存の農業用水路の横に設置する水車まで水を迂回(うかい)させ、発電した後に元の水路へ水を戻す仕組み。1時間当たりの最大発電量は、両地区の施設とも一般的な家庭の約25軒分に当たる約100キロワットを見込んでいる。施設の維持管理は、菊川市の大井川右岸土地改良区が請け負う。
再生可能エネルギーによる電力は、固定価格買い取り制度により1キロワット当たり35・7円(税込み)で電力会社へ売電でき、利益は土地改良施設の維持管理費に充てる。県は「以前の売電価格は8円ぐらいだったので、経済効果は大きい。大井川は水量も多く、安定的な発電ができる」とした。
掲載元
http://www.at-s.com/news/detail/397726421.html