・-----産経ニュース、2011/12/01
------小水力発電ニュース------
再生可能エネルギーの発電量を増やす“創エネ”などを柱としたスマートエネルギー構想を掲げる神奈川県の黒岩祐治知事は30日の県議会本会議で、三浦半島や東京湾沿岸で風力、酒匂(さかわ)川水系で小規模な水力(小水力)発電施設を導入する方針を表明した。ともに自然条件の影響を受けるため設置に適した場所が限られ、地元市町村と検討会を立ち上げて適地を選ぶ。
中略
水力発電は、県西や県央を中心に整備されている農業用水に流水の速度を利用したタイプを導入する。このため、酒匂川水系の農業用水に10キロワット程度の小規模発電設備を試験的に設置する方針。県内でも企業庁などが小水力発電所を設置しているが、主に水の落差を利用したタイプのため、流量はあっても落差の少ない農業用水での発電がどの程度、可能かを検証する。
太陽光以外の再生可能エネルギーについて具体的な方針を示したのは初めてだが、いずれも試験的な段階にとどまる。黒岩知事は同日の答弁で「太陽光以外では、県内における導入ポテンシャルが比較的大きいのは風力と小水力」と述べた。
全文
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111130/kng11113022480007-n1.htm