2013年6月3日月曜日

小水力 地域にも活力 住民一丸で課題解消

・-----福井新聞、2013/06/01

------小水力発電ニュース------
火力発電や再生可能エネルギーは代替電源となり得るか「代替電源の実力」(5)

  河川や農業用水などの流れを利用する「小水力発電」は太陽光や風力と比べて天候による変動が少なく、全国的に導入が進む。環境省の2010年度調査による と、県内では約550地点の河川や農業用水で計33万3千キロワットの導入可能量があるという。県は特に砂防ダムに注目し、県内42カ所で出力5~250 キロワットの発電が可能との試算を出した。

 昨年8月にはあわら市清滝で清滝川の砂防ダムを活用しようと、土木事業者、あわら市、地元住 民団体らによる協議会が発足した。県の試算では出力19~36キロワット。ところが実際に同協議会が水量を調べると、出力8キロワットしか望めなかった。 初期投資回収に20年以上かかる。協議会のメンバーは「まったく採算が合わない」と肩を落とした。

 山中での計画のため、送電線の整備もコスト高になる。小水力発電に詳しい県内関係者の一人は「立地条件のいい場所にはすでに電力会社の発電所がある。県の試算通りの適地はそうはない」と打ち明ける・・・


つづき
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowerplantfuture/42935.html