2013年6月10日月曜日

丸紅=長野県茅野市で小水力発電事業を展開へ

・-----リムエネルギーニュース、2013/05/31

------小水力発電ニュース------
 丸紅は31日、全額出資子会社の三峰川(みぶがわ)電力が6月に蓼科第2発電所(長野県茅野市)の建設に着手すると発表した。認可出力は141キロワット、一般家庭約270世帯の年間消費量に相当する年間発電量を見込む。12月の運転開始を予定している。

 蓼科第2発電所は、長野県茅野市糸萱区の渋川大橋脇にある滝之湯堰土地改良区農業用水路の施設に小水力発電所を設置するもので、すでに運転中の三 峰川電力が所有する蓼科発電所(2010年4月運転開始)と同一水系に設置されることから、運転開始後の保守などでの効率化が期待できるという。

 東日本大震災後、電源の多様化や再生可能エネルギーへの関心が高まるなか、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が昨年7月より施行され、大規模 なダム建設と比較して自然豊かな日本風土への環境負荷が低いとされる小水力発電事業は、今後大きな可能性を持つ電源の一つとして注目されている。

 丸紅は2006年から小水力発電の運営事業に参入。今回の案件は三峰川(長野県伊那市2ヵ所)、蓼科(長野県茅野市1ヵ所)、北杜(山梨県北杜市3ヵ所)に続く国内7ヵ所目の案件。丸紅は今後、2020年までに国内30ヵ所程度の中・小水力発電所の開発を目指している。
東京  電力チーム  本間  03-3552-2411

転載元
https://www.rim-intelligence.co.jp/news/select/category/electricity/article/551503