2013年6月7日金曜日

小水力発電、啓発用に 岐阜高専の和田教授ら郡上に設置

・-----岐阜新聞、2013/06/06

------小水力発電ニュース------
郡上市明宝気良地区の布平用水に5日、小水力発電の仕組みが学べる「らせん型水車」が設置された。持ち込んだ岐阜工業高等専門学校(本巣市)環境都市工学科の和田清教授(54)は、「地元に小水力発電を広めていく啓発用に使ってもらえたら」と期待を込めた。
 昨年発足した「郡上市小水力発電調査研究会」で、委員の置田憲治さん(58)=同市明宝=がかつて発電にも使われていた農業用の布平用水を紹介。 昭和初期まで小規模な水力発電所が稼働していたこともあり、座長を務める和田教授自らが今月から、適地か見極める調査を始めることになった。水位計を設置 して年間の水量変化を見るほか、定期的に流速も測定する。
 調査とともに地元の協力体制を築こうと、同校で実験用に使っていた水車を改造して設置。和田教授ら同校の教職員6人、置田さん、市職員らがクレーン車を使って作業を行った。最大出力は約200ワット。
 今後、仕組みを説明する看板を立てるなどして、住民に小水力発電を啓発する。