・-----チューリップテレビ、2012/03/06
------小水力発電ニュース------
富山大学や県内企業で組織するプロジェクト検討会が出力100キロワット未満のマイクロ水力発電に適した電力変換装置を新たに開発し、6日、魚津市で実証実験を行いました。
6日は、プロジェクトに加盟する北陸精機のマイクロ水力発電を利用して新たに開発した電力変換装置の実証実験を行いました。
この電力変換装置は、発電機で発電した電圧を3倍に変換する電子回路で、この装置を組み込むことにより水量や流速が少なくても安定した電圧を得ることが可能になります。
今回の実験では発電した電力をこの変換装置で一般家庭用の100ボルトの交流電圧に変換し、ハウス栽培用のLEDを点灯させました。
開発したのは、富山大学をはじめ県内のものづくり企業7社でつくる小水力発電プロジェクト検討会で会では、今回の装置による実証実験を条件の異なる水車でも行い実用化を目指すとしています。
出力の小さい水力や風力の再生可能エネルギーを産業用や家庭用に活用するには、発電した電力の電圧や周波数を調整することが普及の足かせとなっていたことから実用化されればマイクロ水力発電の普及に大きな弾みがつきそうです。
転載元(リンク先に動画あり)
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20120306182757&MOVE_ON=1
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