2011年9月6日火曜日

’11記者リポート:自然エネルギー 潜在能力、注目集まる /富山

-----毎日jp、2011/09/05

------小水力発電ニュース------

◇コスト高の「弱点」も

 東京電力福島第1原発事故以降、自然エネルギーを利用した発電に注目が集まっている。温暖化の原因となる二酸化炭素を排出せず、クリーンなイメー ジがある一方、大規模発電ができずコストが高いなどの「弱点」もある自然エネルギー。その現場を訪ね、研究者に話を聞いてみた。【衛藤達生】
◆24時間発電可能で、使っても減らない 滔滔(とうとう)と流れる庄川に山の緑が迫る。その縁に溶け込むような小さな小屋がある。富山県砺波市 庄川町で庄川沿岸用水土地改良区連合が8月から運転を開始した庄川合口発電所だ。「発電所」といういかめしい字面にそぐわない、のどかな外観。「ここで事 故が起きても誰も迷惑しないよ」と、案内してくれた連合会の定司俊憲さんは笑った。
同発電所は連合会が運営する3カ所目の小水力発電所。連合会では農業用水路などの維持管理費の農家負担を軽減することを目的に、1988年から発 電事業に取り組んでいる。発電した電気は1キロワット当たり約10円で北陸電力に販売。3カ所で年間1億円の収入を見込んでいる。
石油や石炭を消費する火力発電と異なり、水力発電所で発電機を回した水はそのまま下流へと流れていくため、どれだけ発電しても何も減らない。川や 用水路に水が流れている限り、24時間365日稼働できる。定司さんは「もっと高く買ってくれるならいくらでも発電所を増やすのに」と語った。
◆自然エネルギーの秘めたる力と課題
環境省がまとめた2010年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査報告書。これによると現在の技術水準で太陽光、風力、水力、地熱の自然エネ ルギーを最大限利用した場合、日本全国で年間発電量は9587億キロワットアワー。「これは国内の総電力消費量約9000億キロワットアワーをやや上回る 数値」と富山国際大の上坂博亨教授は説明する。

つづき
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20110905ddlk16040303000c.html

小水力発電研究会が発足 企業、民間、自治体の連携確認

-----西日本新聞、2011/09/06

------小水力発電ニュース------
   県内企業と民間団体、自治体などが連携して小水力発電の普及を目指す「小水力発電研究会」(会長=檜山隆・熊本大教授)が5日発足し、熊本市で初会合があった。関係者約70人が参加。県内に新たな発電施設を導入するほか、地元企業が協力して、発電機なども開発していくことを確認した。


   小水力発電は農業用水や処理水、河川などの水流を利用して発電するもので、出力は千キロワット以下とされる。環境への負担が少ない上、小規模な設備で済むなどとして注目を集めており、県内には現在、山都町など10カ所に発電施設がある。

   研究会には「導入促進部会」と「産業振興部会」の二つの部会を設置した。導入促進部会では事前に調査した県内12の候補地の中から10月以降、適地を選んでいくことを確認。産業振興部会では、県内企業の技術で、どのような試作機を作ることが可能かを検討した。

つづき
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/261847

2011年9月5日月曜日

辰野町の倉沢さん 小水力発電装置を開発 少ない回転で

-----信毎Web、2011/08/31

------小水力発電ニュース------
発電装置を見る倉沢さん。
中のステンレス製の羽根が
用水路から引いた水で回る
  上伊那郡辰野町の電気工事業倉沢久人さん(68)が小水力発電装置を新たに開発し、同町横川地区に設置した。1分間に300回と少ない回転数で発電で き、部品も少ないため、壊れにくいのが特長という。近くに設けた小屋を「超ミニ水力発電実証試験会場」と名付け、発電の仕組みを模造紙に書いて説明してお り、小水力発電を学ぶ拠点にしたい考えだ。

  倉沢さんによると、約8メートルの高さから、かんがい用水の排水を直径10センチのパイプで引いた。1平方センチ当たり0・8キロの圧力が直径42センチの羽根にかかる。羽根に付いた磁石が24個の銅線コイルと反応、100ボルトの電圧を発生させる。

  磁石の配列や個数を工夫し、少ない回転数での発電を実現した。自然エネルギー活用の促進、啓発に取り組むNPO法人「信州松本アルプスの風」代表理事の月岡通孝さん(56)=松本市=によると、通常、小水力発電で同様の電圧を発生させるには1800回転は必要という。

  小屋の中には充電器などを置いた。500ワットの電気機器を24時間使用する分を蓄電できる。壁や天井に発光ダイオード(LED)照明や白熱電球を取り付け、消費電力を比べられるようにした。

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20110831/KT110830SJI090012000.html

2011年9月3日土曜日

大分県、農業用水利用の発電計画相次ぐ

-----日本経済新聞、2011/09/02

------小水力発電ニュース------

富士緒井路土地改良区の発電所
   大分県内で農業用水を利用した小水力発電の導入計画が進んでいる。同県が概略調査をした37カ所の候補地のうち、実現性が高く、地元が推進の意見でまとまっ た3カ所で今年度、導入に向けた本調査が実施される。農業経営が厳しい中、売電で農家の負担を少しでも軽減するのが狙い。成立した再生エネルギー特別措置 法も追い風になる。
賦課金下げたい
   「売電でお金が入れば農家の賦課金を下げたい」。すでに本調査に入っている元治水(げんじすい)井路土地改良区(由布市)の佐藤高信理事長 は話す。農業用水を使う稲作農家は、水路を維持管理する改良区に賦課金を支払っている。米価下落で稲作農家の経営は厳しく、改良区が売電収入を確保するこ とで賦課金を下げ、農家の負担を軽減したいというわけだ。
   同改良区が想定している水力発電の最大出力は300~350キロワット。現在の賦課金は10アール当たり年3千~8千円程度だが、「計画がうまくいけば半額ぐらいにできるのではないか」(佐藤理事長)と試算している。
   9月から本調査が始まる玖珠町土地改良区(玖珠町)の長野道範事務長も「売電収入で水路の維持管理を賄い、農家の賦課金を下げられれば」と 期待する。一方、明正井路土地改良区(豊後大野市)の阿孫栄理事長は「発電した電力を揚水機の稼働や、農家が獣害防止で設置している電気柵に使いたい」と 語る。
   県内に適地多い
   大分県は農林水産省が2009年度に補助制度を設けたのを機に農業用水発電の普及を積極化。中山間地が広がる県内には適地が多いとみている。
   お手本もある。県内5カ所の既存の農業用水発電のうち、2カ所を手掛ける富士緒井路土地改良区(豊後大野市)だ。同改良区が水力発電を始めたのは1914年(大正3年)。台地の上に灌漑(かんがい)用水を揚げる揚水機の電源として設置した。

続き
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819891E0E6E2E2808DE2E0E2EBE0E2E3E39E8AE2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E5E2

写真はこちらのブログより拝借
http://blogs.yahoo.co.jp/echq96/46847886.html

小水力発電:ため池を農村発電所に 実証実験、五所川原で来春までに/青森

-----毎日新聞、2011/09/02

------小水力発電ニュース------

◇県土地改良連「エネルギーの地産地消を」 流水の落差、勢いを利用

   県土地改良事業団体連合会(青森市)は、農業用のため池を活用した「小水力発電」の実証実験を来年春までに行う。ため池から流れる水の落差や水流の勢いという、わずかなエネルギーを無駄なく電気に変える次世代の「農村発電所」で、ため池の活用は全国でも例がないという。同連合会は「全国のモデル地区になり、今後の未利用エネルギーの利用拡大の道標を目指したい」と意気込んでいる。【山本佳孝】

   同連合会によると、ため池は県内に大小約2000カ所ある。昨年7月、発電に適しているため池の調査を行い、水位が安定しているなどの理由から五所川原市神山にある長橋溜池(ためいけ)(満水面積32・5ヘクタール)を対象に選んだ。

   ため池の水位と水田への放水位の有効落差(約5メートル)を使って水車を回し、発電する。普通の水力発電ダムと同じ原理で、小型にしたようなものだ。ため池から取水した農業用水が流れる「底樋(そこひ)」という管(直径約1メートル、長さ約40メートル)の出口に水門を設け、底樋を満水状態にするなどの改修を行って発電効率を高める。

   発電は田んぼのかんがい期(4月末~9月上旬)の期間限定となるが、12キロワットの発電が可能で期間中、計4万キロワット時の発電が見込める。一般家庭7軒分の年間消費電力に相当するという。

   事業は農林水産省の「低コスト発電設備実証事業」を活用し、3000万円の補助を受けて行う。今秋に改修工事を行い、来年3月までに実際に発電できるかの実験に着手。問題がなければ5月に正式稼働する計画だ。

つづき
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20110902ddlk02040060000c.html


別記事
http://j-water.blogspot.com/2011/08/blog-post_25.html

今、見直して!小水力発電 (リンク先に動画あり)

-----RCC、2011/09/02

------小水力発電ニュース------
「脱原発」の気運が高まる中、太陽光や風力など再生可能エネルギーへの関心が高まっています。県内には、古くから河川の水などを利用した「小水力発電」と呼ばれる施設があるのをご存知でしょうか―。もともとは農村部への電力供給を目的に作られました。この小水力発電が今、存続の危機に立たされています。

リンク先に動画有り
http://news.rcc.jp/?i=MTU4MjA=&#a

小水力発電、適地28カ所を選定 岡山

-----産経ニュース、2011/09/03

------小水力発電ニュース------
   県が普及拡大を進めている新エネルギー政策で、県は外部に依頼していた県内の小水力発電(マイクロ水力発電)の適地調査で、28カ所が選定されたと発表した。
   調査は、発電事業に詳しいコンサルタント会社が488地点について実施。採算性に優れ、事業実施に適している地点として、高梁市の「日名砂防ダム」や真庭市の「北房ダム」など14カ所を選定した。
   そのほか、周辺の観光施設や学校などで電力を利用することで、誘客策や環境教育などが期待される地点に倉敷市酒津の用水路など12カ所、比較的実現性が高い地点に岡山市北区の金山川など2カ所が選ばれた。
   今後、選定された地点ごとのデータを県のホームページに掲載し、企業やNPO法人、市町村に調査結果の情報提供を行い、事業化に向けた検討を進めることにしている。

元URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110903/oky11090302310000-n1.htm

2011年9月2日金曜日

余った農業用水で“小水力発電”

-----読売新聞、2011/09/01

------小水力発電ニュース------

ダム湖なしで売電も

   私の実家のある宮崎県日之影町では農業用水を利用した小水力発電所があります。小水力発電は、東日本大震災以降いろいろ取り沙汰されていますが、ネット上では「どうせ大した発電量はない」とか、「ダムを作るのに環境破壊が起きる」などの否定的な発言も多く見受けられます。うーん、これは実際の数字を知らない人の意見ですね。

   日之影発電所は、最大発電量は2300キロワットで、毎年1億2千万円ほど売電もしています。また大規模な水力発電所はダムを作るのが普通ですが、ここは農業用水路の水を利用しているため、いわゆるダム湖がありません。

   日之影町は山奥の町なので、農地は棚田や段々畑です。山の中腹にある農地を抜けて通っている農業用水路は、山の端から滝のように流れ落ち、日之影川へ注いでいました。落差は200メートルもあり、水の勢いは非常に強いものでした。落ちる水を発電に利用できるのではないか、と造られたのが日之影発電所です。1979(昭和54)年完成ですから、もう30年以上も発電しているのですね。写真を見てください。山肌から突然出ているパイプ、その上(森に隠れていますが)に用水路があり、多くの農地へ水を配分しています。その余った水が発電に使われているのです。

   管理している日之影土地改良区の方に話をうかがうと、「ここはあくまでも農業用水を優先させ、発電はその残りでやっています」とのこと。発電所に掲げられている看板には、こう書いてありました。

   「この発電所は、田に水を引くため昔の人たちが苦労して造った、通称七折(ななおれ)農業用水路の水を利用して発電しています。現在でも農家の人たちが、この水路から田に水を引いて、お米を作っています」

土砂の流入が少なく、管理しやすい利点も

   藩政時代、日之影町は水田が少なく、米の自給ができませんでした。山の上なので農業用水路を造るのも大変な難工事。何度も挫折していたそうです。山腹の悪条件を克服し、最初の用水路ができたのは1925(大正14)年のこと。その後、1927(昭和2)年にも別の水路ができ、台地に水を引いて開田することができました。お米を作ることがまず大事。その余った水で発電するなんて、水はいろんな面で何度も役に立つものなんですね!


つづき
http://otona.yomiuri.co.jp/life/ecolife/110901.htm?from=tw

2011年9月1日木曜日

小水力 水車で発電、環境への負荷少なく安心/北海道

-----苫小牧民報、2011/08/31

------小水力発電ニュース------
札幌市藻岩浄水場の小水力発電設備
   札幌市の藻岩浄水場。豊平川上流から引き込んだ水がパイプの中を通り抜け、水車を勢いよく回す。ゴーと辺りに響く発電機の音。阪庄司場長は「故障もなく、安全、安心して使える電力です」と、小水力発電の実力を誇らしげに説明した。

   同浄水場が小水力を先駆的に導入して27年になる。現在の発電機は2007年に運転を開始した2代目だ。最大出力は400キロワット。同浄水場と 隣接する水質試験所、水道記念館の3施設で使う電力の9割以上を賄い、余剰電力は北電に売却する。小水力導入の経済効果(コスト削減額)は年間約800万 円に上り、「温暖化をもたらす二酸化炭素を出さず、環境対策にも一役買っている」と話す。
   日本の年間降水量は世界平均の2倍近く。勾配が急峻(きゅうしゅん)な河川も多く、世界に冠たる水のエネルギー資源の宝庫だ。国内では古くからダ ムによる水力発電が盛んで、原子力や火力に次ぐ主要電源。しかし、巨大なコンクリート構造物で河川をせき止める既存の方法は、川の生態系破壊など環境面で 問題も抱えている。
   一方、新エネルギーに扱われる出力1000キロワット以下の小水力発電は、用水路や小川、水道施設などに水車を設置し電力を生む。ダムのように河 川を分断せず、環境に大きな負荷を掛けない。発電量は少ないが、高低差の水の流れから常にエネルギーを取り出せる。天気に左右されがちな風力や太陽光と比 べ、安定性に優れているとされ、この点も注目されている。

つづき
http://www.tomamin.co.jp/kikaku/11/denryoku/denryoku0831.html

藻岩浄水場水力発電所(小水力発電データベース)
http://j-water.jp/database/detail.php?no=44

マイクロ水力発電:環境にやさしい 青木教授、比良川渓流使い見学会/滋賀

-----毎日新聞、2011/08/31

------小水力発電ニュース------

  ◇びわこ成蹊スポーツ大   
   福島第1原発事故で自然エネルギーに注目が集まる中、びわこ成蹊スポーツ大学の青木豊明教授(環境科学)が28日、大津市北比良の比良川で渓流を利用したマイクロ水力発電の見学会を開いた。
   長さ約240メートル、内径5センチの導水管を、落差が約35メートルになるよう山の斜面に沿って設置。沢に取り付けた取水口から毎秒約1・3リットルの水を取り入れ、ステンレス製のタービン(直径25センチ、厚さ3センチ)を回す仕組み。自動車用発電機を利用し、一般家庭の電力使用量の約3分の1に相当する毎時0・35キロワットの電力を生み出せる。
   青木教授によると、今回利用した沢では渇水時でも毎秒120~130リットルの水が流れ、発電には水力の約1%を使っている。一度タービンを回した水も落差を利用すれば別のタービンを回すことができ、比良川の水力の4分の1を活用して複数のマイクロ発電機を動かせば約250世帯分の発電が可能という。
   マイクロ発電機は06年秋、青木教授が町おこしの相談を受けたのを機に約25万円で設置した。今後は用水路などで使える携帯用水力発電機も作りたいという。

つづき
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110831ddlk25040422000c.html

※びわこ成蹊スポーツ大学の隣を流れるのが、比良川

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