2013年3月6日水曜日

小水力発電 安く手堅く 富山大と電子機器会社試作

・-----朝日新聞、2013/03/06

------小水力発電ニュース------

 【鵜飼真】小川や用水で水車を回すなどの小水力発電を、従来より安く安定的に実現するための「マイクロ水力発電向け高性能電力変換装置」を、県内の電子機器会社「シキノハイテック」(魚津市)と富山大学が共同で試作し、5日に魚津市で発表した。2014年度中の商品化をめざしており、小規模事業所や家庭に小水力発電を広めるための一助になりそうだ。
 記者発表した作井正昭・富山大大学院教授(工学博士)やシキノハイテックの担当者によると、小規模な水力発電の課題である不安定な交流電力を、安定した直流に変換することに成功した。商品完成時の値段100万円以下を目指すこの装置を使えば、水車の小水力発電機で家庭1軒分の電力が賄えるという。


 装置は縦40センチ、横50センチ、高さ75センチの箱形で、その中に電子部品の基盤が詰まる。水車を回して得た不安定な交流電力を、この装置で一定の直流電力に変換させる。そのあと、また安定した交流に変換して家庭などで使えるようにする。
つづき
http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201303050116.html