2013年7月12日金曜日

ほくでんエコエナジーが北海道京極町に「名水の郷発電所」を新設 15年運開へ

・-----電気新聞、2013/07/02

------小水力発電ニュース------
 ほくでんエコエナジー(札幌市中央区、高橋耕平社長)は1日、北海道京極町に「京極名水の郷発電所」(最大出力730キロワット)を新設すると発表した。2015年3月頃に水車と発電機の設置工事を始め、同年6月頃の運転開始を目指す。
 同発電所は、北海道電力が建設を進めている純揚水式の京極発電所(出力60万キロワット)の下流に新設される。京極発電所で使わない水が自然放流されるのを使い、落差29メートルを利用して最大730キロワットの電力を生む。
 年間で見込まれる発電量は約181万キロワット時で、一般家庭約540世帯で使われる電力量に相当する。発生電力はすべて北海道電力に売電する。また、年間約878トンの二酸化炭素を減らせる効果がある。
 京極町は、羊蹄山の伏流水を名水として売り出すなど「水の郷」による地域おこしを図っている。同社は、地域に根差した施設にしようと発電所に名前に「名水の郷」を使った。

本紙より転載