2013年1月9日水曜日

用水路で発電、廃棄物ゼロ 米沢工生、直径2メートルの水車など自作 /山形県

・-----朝日新聞、2012/12/24

------小水力発電ニュース------
電気自動車の開発など廃棄物を出さない「ゼロエミッションプロジェクト」を進めている米沢工業高校は22日、学校近くの農業用水路で自作したマイクロ水力発電装置による発電を始めた。非常用電源や防犯灯などに利用するとしている。
 機械生産類工業クラブの1、2年20人と建設環境類3年6人が試作や用水路の流速や流量の測定、水利権の研究などを行ったうえ、8月末から装置の製作を始めた。水車はステンレス製で直径2メートル。1キロワットの発電を目標にしている。
 この日は学校南側の用水路に装置を設置し、試験発電。水車が回ると発電機が回転し、バッテリーに充電され始めた。LEDの豆ランプが点灯すると、一斉に拍手がわき起こった。
 水車製作のリーダー高木正樹さん(18)は「水車は見るのも作るのも初めて。本当に発電できてよかった」と喜んでいた。
 同高では風力発電(1200ワット)や太陽光発電(400ワット)も行っている。


紙面より転載