2013年1月9日水曜日

電力を「地産地消」 行方市が小水力発電実験

・-----茨城新聞、2013/01/03

------小水力発電ニュース------
行方市が農業用水路で、小水力発電の実証実験に取り組んでいる。市内の地形は高低差が小さく発電量が限られるため、売電よりも地域での利用を想定している。いわば電力の「地産地消」。1月下旬にも有識者や住民を交えた委員会を発足させ、再生可能エネルギーを活用したまちづくりを探る計画だ。

■緩やかな傾斜 

 同市西蓮寺の新田川上流。幅2メートル弱の用水路に仕切り板が設けられ、たまった水が流れる勢いで出力300ワット時の発電機を動かしている。
 調査を担うシーベルインターナショナル(東京)の担当者によると、冬場は流量が少ないが、農繁期なら100ワット時超の発電が見込まれるという。
 実験は昨年10月から3月まで、計3カ所で行われている。当初は一般河川への設置が検討されたが、流量の確保や水利権調整などの点から、用水路での実験が決まった。
 同社はこれまで、国内外で小水力発電に取り組んできたが、今回の実験地は最も落差の小さい場所だという。傾斜が緩やかなため、水のたまる範囲がより上流まで広がることも判明。実際の稼働に向け担当者は「水田の排水能力への影響も考慮し、方法を探る必要がある」と話す

つづき
http://ibarakinews.jp/mobile/news.php?f_jun=13571348220592