2012年12月4日火曜日

「6㍍の落差活用し発電実験」設計工事を全国応募 水上村江代地区で小水力発電

-----人吉新聞 11月27日

------小水力発電ニュース------
再生エネルギーの推進と合わせ、CO2削減に伴う環境保持に努める水上村は、江代地区で新たな小水力発電の実証実験を計画。発電施設整備事業の設計及び工事に関する提案を全国から募っている。


小水力発電の実証実験は湯山地区に次いで2番目。「水車の形状やこう配、水の落差などによっていろいろな対応が見込める」と、全国から提案を求めることにした。
設置を予定しているのは、古屋敷運動広場近くの用水路。約6㍍の落差が水力発電に適しているのではと推測。年間発電量、発電効率、耐久性、設置費、維持管理費を考慮して実証実験を行う。
費用対効果はもとより、最大数値などデータ収集が第一の目的。数値次第でどんな活用が見込まれるのか調べるが、発電で得た電力は周辺を照らす管理用外灯に使う方針。

予算は450万円(消費税含む)。契約締結は来月下旬の予定。発電に伴う水路の取り壊しや改修は取水口を除いて不可。
発電設備の使用や設計、発電効率や耐久性、騒音・景観、年間発電量を踏まえた採算性などが審査の対象。必要に応じて、プレゼンテーションを求めるという。

平成22年12月に設置済みの湯山神揚地区では水道施設の室内灯に電気を供給しており、村は「まず、落差を活用してどれくらい発電するか実験から得たい。全国にはさまざまな発電施設があると思う。公募に期待したい」と話している。