2011年1月11日火曜日

砂防ダムで発電 徐々に広がる

-----NHK、2010/12/26


------小水力発電ニュース------


http://www.nhk.or.jp/news/html/20101226/t10013077501000.html
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NHK 12月26日 4時21分

土砂災害を防ぐために山の中に建設されている「砂防ダム」を使って、小規模な水力発電を行う取り組みが徐々に広がっていて、国土交通省は、二酸化炭素の発生を抑える有効な取り組みだとして、各地の自治体に利用を勧めています。
砂防ダムは、大雨で流れ下る土砂を受け止め、土石流や土砂崩れを防ぐために、山の中に建設されている小型のダムで、全国に6万余りが設置されています。このうち、渓流に建設されているものは、ふだんから流れている水を利用した小規模な水力発電が可能で、徐々に広がりを見せ、これまでに全国40の砂防ダムで行われています。このうち、長野市の浅刈砂防ダムでは、おととしから水力発電が始められ、地元の小中学校の電力として活用されています。砂防ダムを利用した水力発電は、人口の少ない山間地でも比較的簡単にできると期待される一方で、大雨で土砂をためる本来の役割を果たすときには発電できないほか、設置場所が山奥の急しゅんな地形の場合、管理にコストがかかるといった課題もあります。国土交通省は「課題もあるが、新しい電力の供給源として有効な取り組みなので、砂防ダムを管理する自治体は検討を進めてほしい」と話しています。